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グラスフロッグに逢いに行った。 カエルの世界にようこそVol.6(中米・コスタリカ)

グラスフロッグに逢いに行った。 カエルの世界にようこそVol.6(中米・コスタリカ)

コスタリカのジャングル。夕闇が訪れるとともに大粒の雨が降り注ぎ、美しい草木と生命の息吹に潤いを与える。この美しくも厳しいジャングルで生き抜く為、毒を持つもの、走る事や木に登ることに長けたもの、そして保護色を駆使するもの、様々に進化を遂げた生き物達。今回は身体を透かすことに進化したグラスフロッグ達の世界をお届けする。

アナジャコを筆で釣る

アナジャコ(マジャク)を筆で釣る (福岡県)

2018年7月。日本最大級の干潟である荒尾干潟でアナジャコを狙った。干潟には数人の凄腕とみられる老人がいた。数時間経っても獲れなかった私は一人の影の薄そうな爺さんにコツを聞いてみた。私:『東京から来たのですが、初めてで。なんかコツとかあるのですか?』爺:『ほぅ!東京から来なさったか!コツはな!なんと!コツコツやる事じゃ!!』

奄美大島のクワガタに逢いに行く。樹液酒場で逢いましょう(奄美大島)

奄美大島のクワガタに逢いに行く。樹液酒場で逢いましょう(奄美大島)

約170万年前ユーラシア大陸の一部であった奄美大島は地殻変動により大海原へと切り離される。元々大陸に生息していた生き物達はこの島と共に黒潮の影響を受けた温暖な気候の中で長い年月を生き続け、この島特有の生体系を作り上げる事となる。この島は固有種・絶滅危惧種の宝庫であり、この島に住む昆虫たちも例外ではない。今回はこの島に住むクワガタをご紹介していきたい。

コスタリカのツリーフロッグ、アカメアマガエルを求めジャングルを行くRed-eyed leaf frog

コスタリカのツリーフロッグ アカメアマガエルを求めジャングルを行く。カエルの世界にようこそVol.5 (中米コスタリカ)

Hylidaeというツリーフロッグのグループは、全世界に950種を超える大所帯だ。コスタリカにおいても最も大きなグループとなるが、大きさや体色には様々である。四肢の指先に大きな吸盤、指の間に水掻きがあることで、他のグループと容易に区別することができる。産卵は水辺に突き出した樹木や葉等に行い、一定期間後、落水、孵化し、そしてオタマジャクシとなる。

ナヌカザメを釣って食べる。ネコザメを釣る。

堤防から鮫を釣って食べてみた。ネコザメとナヌカザメ(伊豆大島)

3月から9月(最盛期は春)にかけて産卵期を迎えるネコザメは、比較的浅瀬に集まる。そのネコザメやナヌカザメをメインターゲットに、芝浦ふ頭から1時間40分ほどの伊豆大島へ向け高速船に揺られた。到着後、レンタカーに乗り込み4つの港の状況を調査することにした。

アブラボテ タナゴ界の名脇役を語る『後編』(福岡県)

アブラボテ タナゴ界の名脇役を語る『後編』(福岡県)

色んな恋の形があるように色んな婚姻色がある。春タナゴの達の婚姻色も夏が過ぎると色褪せてしまう様に人間様の恋や愛もいつしか終わりが来るものであり、儚さゆえに悲しく、そして美しい。そんな事を考えながら新芽で敷き詰められた鮮やかな緑色の絨毯に腰をおろし延べ竿を振る。本日はタナゴ界の名脇役後編、アブラボテを紹介するとしよう。

潮干狩りの嫌われ者・ツメタガイを憂ふ (福岡県)

潮干狩りの嫌われ者・ツメタガイを憂ふ (福岡県)

以前ご紹介した貝の種類の中でも典型的な巻貝であるツメタガイ。アサリなど二枚貝を食す恐怖の肉食巻貝として有名。巻貝の足の部分を広く開き二枚貝を捕らえては、酸を分泌する器官と歯舌を使い貝殻に穴をあけ貝の身を食べてしまう。其の食欲は非情に旺盛で、折角の楽しい潮干狩り場を非情にも台無しにしてしまう程。その為、潮干狩り場などで非常に嫌われている。

スボカキ漁・干潟のエイリアン・ワラスボを捕らえよ(佐賀県・有明海)

スボカキ漁・干潟のエイリアン・ワラスボを捕らえよ(佐賀県・有明海)

何処までも広がる壮大な干潟。ここは日本最大の干潟を有する有明海。干満差は6m程もあり。干潮時に広がる干潟は岸から5㎞ほど先まで広がる。有明海とその流入河川の多さは素晴らしい環境をつくり、多くの生き物そして有明海の固有種達を生み出した。