酷寒の大地ロシアに巨大タイメンを追う『後編』(ロシア) 2023年9月26日テント内は降り続いた雨で結露しており、壁面が濡れている。明け方近くになると一層気温が落ち、寝袋に入っていても背筋が凍るほどで身体が震えた。また、一晩中鳴り響くマサのイビキで眠りが浅く、僕は4時には目を覚ましテントから這い出た。熱い紅茶で身体を温めながら空を見上げると、昨日まで空を厚く覆っていた雲は薄くなり、僅かではあるが日が差そうとしていた。 Fielder 鍋田陽二 トラウト 怪魚 海外釣行 淡水魚
酷寒の大地ロシアに巨大タイメンを追う『前編』 (ロシア) 2023年9月22日2018年6月ロシアの僻地で130㎝はあろうかという巨大なタイメンを足元まで引き寄せるにも痛恨のフックオフ。膝から崩れ落ちた。その時の釣行では数は出たものの満足いくような大きな個体を獲ることはできなかった。特に私と藤田元樹氏(以下ゲンキマン)は大きな個体をバラしており、今回のリベンジ釣行にかける思いは人一倍。 Fielder 鍋田陽二 トラウト 怪魚 海外釣行 淡水魚
ついに、友釣りにハマってしまった。鮎釣りは面白いぞ! 2023年9月15日日本伝統釣法とも言われるアユの友釣りちょっと難しいけど、意外と初心者でも簡単に釣れちゃう。家の近くに釣り場も多いし、食べて美味しいし。そりゃ人気な訳だ。今回の記事では、アユ釣りド素人な僕が友釣りについて紹介してみたいと思う。 Fielder 山根央之 国内釣行 淡水魚 獲って食べる
北アルプス黒部川で日本最高所に泳ぐ魚を探す(イワナの世界へようこそVol.9) 2023年9月8日 “日本最高所”と“イワナ”という検索ワードで探すと、いとも簡単に『北アルプス/黒部川源頭』という答えが出てくる。すこし捻くれた心で黒部以外はどうなのだろうと、南アルプスも含めて色々と調べてみるが、ネット上に確固たる情報はない。もちろん地図上では、もしかしたら……、黒部源頭よりも高い場所までイワナがいるのでは。そんな期待をくれる沢もあるが、今回はストレートに黒部川源頭部を目指すことにした。 Fielder 山根央之 イワナ 国内釣行 淡水魚
フラワートーマンを釣って食べる (インドネシア・カリマンタン島) 2023年8月25日カリマンタン島に行けばいとも簡単に釣れる。しかも今回のターゲットは生息地での個体数も多いフラワートーマンだ。爆釣しか想像していなかった。まさかここまで苦戦を強いられるとは、その時は思いもしなかった。 Fielder 鍋田陽二 スネークヘッド 怪魚 海外釣行 淡水魚 獲って食べる
諏訪湖流入河川の縄文アマゴとヤマトイワナを求めて(イワナの世界へようこそ Vol.8) 2023年8月4日どんな世界にも境界線ってあるよな。境界線といえば、三苫の1ミリに世界中が沸いたことが記憶に新しい。ブラジルからガイアナへ入国した途端に言語や街の雰囲気が一変したのも然り。学校で隣のクラスに入り辛かったあの感覚も、きっとある種の境界線だ。今回はイワナの境界線を越えてみた話しをしたい。 Fielder 山根央之 イワナ 淡水魚
ゴギを釣る・『渡る瀬間はゴギばかり』(島根県) 2023年7月18日 初めてイワナの仲間である美しいゴギを手にしたのは2018年4月。錆色の魚体に美しく入る白と山吹色の斑紋。そして腹鰭・尻鰭入る白線。まさにその姿は山陰の宝石であった。それから再びその美しい姿を拝もうと足繁く山陰に通い続ける事はや5年。今年も解禁日から遅れる事3か月で再び山陰奥地の渓流に足を運ぶこととなった。 Fielder 鍋田陽二 イワナ 国内釣行 淡水魚
亡霊イワナに取りつかれかけた話し(イワナの世界へようこそ Vol.7) 2023年7月11日いつものように友人からイワナのスクショが送られてきた。そう、毎度恒例のやつ。難解で見つけるのが難しい特殊イワナの写真だ。一見するとスポットレスやノンスポと呼ばれそうなヤマトイワナ。画像を拡大してみると薄っすらと白斑や朱点が見える。何とも野箆坊(のっぺらぼう)なイワナというのが第一印象だった。 Fielder 山根央之 イワナ 国内釣行 淡水魚