2022年11月、私はタイのシーナ・カリンダムに浮かぶ水上家屋にいました。
タイの釣り旅といえば有名な釣り堀はたくさんありますが、今回は様々な交通機関を乗り継ぎマイナーなタイの田舎でのんびり釣りをしようというコンセプトで、シーナ・カリンダムというダム湖を訪れました。
のんびり釣りをしてご飯を食べるというだけの4日間でしたが、これが釣り堀とはまた違う楽しさがあったので今回Brecolの記事でご紹介したいと思います。
シーナカリンダムの水上家屋とは?
タイで水上家屋といえばサンクラブリという地方にあるカオレムダムを思い浮かべる方が多いでしょう。
今回は前述したコンセプト通り、よりマイナーなところへ行きたいと希望があったので、シーナ・カリンダムを選択しました。
水上家屋とは文字通りダム湖などに家屋を浮かべた集落で、シーナ・カリンダムでは観光客向けに水上家屋を1棟ごとに貸し出して滞在できるという施設があります。
観光客向けや施設と書くとリゾート感がでますが、実際は地元の方たちが休暇で訪れていたり、従業員の方も仕事の傍ら釣りをしているようなのんびりしたものです。
観光もしておこう
1日目、関西空港からの直行便でまずはスワンナプーム空港へ。
慣れないタイの電車とタクシーを乗り継ぎ、ひとまず滞在するホテルへ着くとなんだかんだ夕方に。
せっかくタイに来たのだから、マイナーな釣り旅といっても少しは観光もしておこうということで有名なエビ釣り堀へ。
意外と難易度の高いエビ釣り堀…!
お客さんは地元の方ばかり。
のんびりビールを飲み、談笑しながらエビを釣っているという雰囲気抜群の釣り堀!
簡単に釣れるだろうと店員さんに軽く釣り方を聞いてからやってみるとこれがなかなか難しい…
餌だけ取られる、針にかからない、と苦戦しているとひょいひょい釣り上げる目の前の地元の方…
何とか釣り上げたエビは超特大!
オニテナガエビという種類で、釣り上げたあとは店員さんに焼いてもらい食べました。
味は日本のテナガエビ同様淡白であっさりしたもの。
香辛料の効いたソースにつけて食べるととても美味しかったです。
2日目はダム湖に向けて大移動!
2日目は朝から一気にダム湖にむけて移動します。
バンコクからバスに乗り2時間半程かけてカンチャナブリという町へ。
ここまで来るとあとは車で1時間程ですが、田舎なのでタクシーなどはありません。
レンタカーを借り、安全運転でダムまで向かいます。
海外ならでは、こんな看板が…
そしてついに水上家屋へ到着!
借りた水上家屋は寝室、トイレ、シャワー、簡単な炊事場にベランダがついたもの。
寝室はクーラー付き、ベランダはテーブルや椅子があり、ここで釣りをすることも可能です。
家屋を出ると簡単な売店があり、ビールやジュース、お菓子などが買えます。
食事は毎食聞きに来てくれ、メニューから選んで注文ができます。
至れり尽くせりで24時間釣りができる、釣り人には夢のような空間。
このご飯がまたすごく美味しかったです。
釣りを始めたのはもう夕方。
お手軽にできる延べ竿で遊んでみるとこんな魚が…
タイガーストライプナンダスというタイのネイティブフィッシュ。
通称、ゾウに踏まれたキノボリウオと言われるだけあってキノボリウオによく似ています。
また、夜になって家屋の横をライトで照らしてみると小さな魚の影が。
なんと体が透明なグラスフィッシュ!
一度は釣りたい魚だったので大興奮。釣り方は日本のタナゴ釣りと同じ。
ウキを楽しく沈めてくれます。
3日目は釣りができる最終日
タイトなスケジュールだったので思いっきり釣りができるのはこの日だけ。
ぶっこみで大物のあたりを待ちながら、ライトめのロッドでルアーを投げます。
大物を取り逃がす
ぶっ込み釣りでは同行者の竿に大きなサワープライが掛かるも、フックを伸ばされゲットならず。
こんなちょっとした食堂脇であんなサイズが掛かるのか…と愕然としました。
気を取り直してボサ際を丁寧に打っていくと飛び出してきた小さなチャドー!
このサイズのチャドーはあちこちで呼吸をしていて、魚の気配をビシビシと感じます。
チャドーは釣り堀で大きなサイズを釣っているのですが、やっぱりネイティヴのものが釣れると嬉しい。
ミノーで狙っても、延べ竿で狙っても楽しめました。
そして本命カスープがヒット!
小型のミノーをやや遠投して強めにトゥイッチを繰り返していると、ものすごい速さでルアーにチェイスする魚の影が。
そのままの勢いでロッドをブチ曲げてくれたカスープ!
釣り方は同じコイ科の魚であるハスをイメージすると分かりやすいかと思います。
しかし日本ではちょっとない初速とパワー、金色の魚体とオレンジのヒレも綺麗でカッコいい。
その美しさからアクアリウムではハンパラバルブという名前で販売されています。
タイではチャドーと並ぶ人気のゲームフィッシュであるカスープ。
まだまだ大きくなる魚なのですが、このサイズでも人気の理由が分かりました。
水上家屋で飼われている可愛い猫がずっと付いててくれました。
ぶっこみ釣りの宿題を残し、4日目は一気に日本まで帰国。
ライトゲームも大物狙いも釣りのポテンシャルはバッチリな水上家屋。
またぜひ訪れてみたいお気に入りの場所となりました。
シーナ・カリンダムの水上家屋での釣りの様子はYouTubeでも公開しています。
【タイランド】水上ホテルからルアーを投げると!?【釣り】
のんびりしたタイの雰囲気を楽しんでもらえると嬉しいです!