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ヤリタナゴ ・タナゴ界の名脇役を語る『前編』(福岡県)

ヤリタナゴ ・タナゴ界の名脇役を語る『前編』(福岡県)

満開に咲いた桜の花びらがひらひらと春空に舞う。花散る若干の寂しさと生き物達が動き出す本格的な春の訪れに喜びを感じる4月上旬。タナゴ界の名脇役ともいえるヤリタナゴに逢いに近所の水路へ出掛けることにした。果たして、美しい婚姻色BREEDING COLOR に逢うことはできるだろうか。

ダントウボウを釣って食べる。(茨城県・霞が浦)

ダントウボウを釣って食べる。(茨城県・霞が浦)

今や霞が浦は外来魚天国。ブラックバス・ブルーギルに始まり、アメリカナマズ・ハクレン・ソウギョ・アオウオと、数多くの外来魚が元気一杯に暮らしており、凄まじい新生態系が構築されている。一方ここ数年で、霞が浦で数を大幅に増やし、50㎝程の大型の個体も見掛けるようになった外来魚がいる。それは、中国からやって来た外来魚、ダントウボウだ。

ゼニタナゴに逢いに行こう(秋田県)

ゼニタナゴに逢いに行こう(秋田県)

紅葉と食欲の秋。前回のカネヒラの記事でご紹介したように、秋に婚姻色を魅せてくれる3種のタナゴ達。イタセンパラは、1974年に日本国指定の天然記念物に指定されており採取禁止。3種の秋タナゴ、間地かで観察可能なゼニタナゴの婚姻色を、ご覧いただこうと思う。

秋の婚姻色カネヒラを狙う。(宮城県)

秋の婚姻色カネヒラを狙う。(宮城県)

日本に生息するタナゴの仲間は18種類。2種の外来タナゴを除くと在来種最大の大きさを誇るカネヒラ。秋に美しい婚姻色を魅せてくれるゼニタナゴ・イタセンパラ(採取禁止)・カネヒラの三種をしばしば秋タナゴと呼ぶが、今回は秋も深まり始めた恋の花咲く水路にカネヒラを探し、恋路を邪魔して馬に蹴られないように注意しながら、竿を出すこととした。

カラフトマスを北の大地で狙う。(北海道)

カラフトマスを北の大地で狙う。(北海道)

釣りをしない人にはあまり馴染みがないかも知れませんが、北海道にはカラフトマスというサカナが生息しています。生き物としても非常にカッコ良いのですが、食用としても優秀で、その力強いファイトは釣りのターゲットしても最高です。今回はそんなカラフトマスにスポットを当てます。カラフトマスがどんなサカナかと言うと…

カミツキガメを探せ・2022 (千葉県・印旛沼)

カミツキガメを探せ・2022 (千葉県・印旛沼)

印旛沼に定着したカミツキガメは爆発的に繁殖を繰り返し、個体数を激増させた。2005年には特定外来種に指定され、駆除活動も頻繁に行われるようになる。その努力が実を結んだのか、ここ数年は若干個体数が減少傾向に転じたとのうわさが流れている。その真相を確かめるべく2015年・2017年・2020年に引き続き2022年夏の印旛沼近郊に足を運んだ。