いにしえの古代魚アトランティックターポンを追う(中米コスタリカ) 2023年4月14日私は敢えてドラグを弱めに調整した。先ずは主導権をターポンに持たせ、泳がせて体力を消耗させようという作戦だ。100mほどラインが放出された時だった、勝負時とみて一気に引き寄せようとした瞬間、けたたましいエンジン音が響いた。『船長!船を魚に寄せてくれ!!ボートが猛スピードで突っ込んでくるぞ!』私は咄嗟に叫んだが、船長は全く動こうとせず鼻毛の手入れを勤しんでいる。 Fielder 鍋田陽二 怪魚 海外釣行 海釣り 生きた化石
千年前にワープ。ピラルクが棲む三日月湖を旅する 2023年4月11日ピラルクという魚を生き物好きな人なら知らない人なんていないだろう。世界最大級の淡水魚であり、1億年前からその容姿を変えない古代魚である。僕がピラルクと初めて対峙したのは、シンガポール・ウビン島の池で飼育されていたピラルクだった。 Fielder 山根央之 怪魚 海外釣行 淡水魚 生きた化石
ホワイトスタージョン釣行記『後編』 皇帝と呼ばれた魚(カナダ・チリワック) 2023年3月3日『見えている魚は釣れない』とはよく聞くが、魚探に映るも巨大なホワイトスタージョンもまた釣れる気配がない。『数時間もすれば5~6匹の巨大スタージョンがお目見えするぞ!覚悟して腰痛には気を付けろよ!』と饒舌に話していた船長も、かなりバツが悪そうに『BAD DAY…』と呟くのが精一杯。ただただ時間と大河フレザーリバーの澄んだ川の水だけが流れ続けた。 Fielder 鍋田陽二 怪魚 海外釣行 生きた化石
ホワイトスタージョン釣行記『前編』 皇帝と呼ばれた魚 (カナダ・チリワック) 2023年2月28日 北米最大の淡水魚にして世界最大のチョウザメ・ホワイトスタージョンをこの手に抱くために、遥々この街を訪れた。しかしながら、ホワイトスタージョンを狙うベストシーズンは6月~9月。今回の釣行は11月初旬と水温が下がり始めるシーズン終盤であり、若干の不安を抱えての釣行であった。 Fielder 鍋田陽二 怪魚 海外釣行 淡水魚 生きた化石
日本に生息するサソリを探す。 マダラサソリとヤエヤマサソリ (沖縄県・西表島) 2023年2月17日 西表島のとある海岸沿い、瓦をめくっては戻し、めくっては戻し、既に数えた瓦は264枚に達そうとしていた。目的はただ一つ。瓦の間に潜むマダラサソリを探す為である。今回は日本に生息するサソリ2種をご紹介させいただく。 Fielder 鍋田陽二 国内離島遠征 昆虫 生きた化石
古代魚アロワナ(サラトガ)を釣って食べてみた。( オーストラリア・クイーンズランド州) 2022年12月16日オーストラリアには、東海岸近郊にサザンサラトガ、北部にノーザンサラトガの2種が生息している。南米や東南アジアのアロワナ同様、太古から変わらぬその容姿ゆえ古代魚、そして生きた化石と言われている。南米のアロワナと比較すると小柄ではあるが、縄張り意識が強く、自らのテリトリーに入ってくるルアーにも非常にアグレッシブに攻撃してくる特性を持つ。 Fielder 鍋田陽二 怪魚 海外釣行 淡水魚 獲って食べる 生きた化石
生きた化石・アマミノクロウサギに逢いに行こう (奄美大島) 2022年9月23日約170万年前(諸説あり)までユーラシア大陸の一部であった奄美大島は、地殻変動により大海原へと切り離される。元々大陸に生息していた生き物達は、この島と共に黒潮の影響を受けた温暖な気候の中で生き続け、この島特有の生体系を作り上げる事となった。この島は固有種・絶滅危惧種の宝庫である。 Fielder 鍋田陽二 哺乳類 固有種 国内離島遠征 生きた化石 生き物観察
生きた化石・カブトエビに逢いに行こう 『田んぼの生きた化石たち』 2022年7月26日 生きた化石と呼ばれる生物は世界そして日本でも観ることはできる。家に現れてはお母さん&娘を恐怖に陥れ、父がその唯一の威厳で叩き潰すという日常の生活で登場するゴキブリも実は生きた化石だ。植物も加えると更に身近に数多く存在する彼ら、今回は身近な田圃で観ることができる3種の生きた化石をご紹介することにします。 Fielder 鍋田陽二 ガサガサ 生きた化石 甲殻類