ゴールデンマハシール

神の魚 ゴールデンマシールを求めて(インド・ネパール国境で釣りをする)

初めまして、BRECOLフィールダーとして参加させていただく稲田りゅうと申します。 釣りの楽しさ、自然の優しさをお伝えするため一歩一歩がんばっていきます。 東京生まれ東京育ちで、小さい頃から近所の川や池で小魚やザリガニを採って遊んでいました。 中学生になり釣りを覚えて、鯉・タナゴ・ブラックバス・シーバス釣りに夢中になりました。 国内を釣り歩き、30歳を過ぎてから旅の対象が海外に。 現在は、電車を駆使して楽しい魚釣りを探求中。 釣り場で見かけた際には、ぜひ声をかけてください。 よろしくお願いいたします。

コロナショックもすっかり明けた2023年9月、10年前より探して求めていた神の魚ゴールデンマシールを求めてインドへ向かいました。

 

ゴールデンマシールについて

インド・ネパールに生息するコイ科の魚。日本に生息するニゴイによく似ています。
体はシルバーな鱗をまとい、各ヒレが黄金色に輝く、現地では神の魚と称されています。
体長2メートル、体重50キロにもなるような怪物も存在します。
そこまで大きくなくて良いから、、、
1メートルくらいのゴールデンマシールを釣りたいと欲が出る。

 


インドへ出発~

同じBRECOL FIELDER仲間の @1038ma 冨山さんの記事を読んで、是非お供させていただきたいとお願いしました。

下記の記事と同じポイントへ向かう計画が現実となりました。

金色のニゴイ ゴールデンマシール(Tor Putitora)

日本からは心強い仲間 @katoshun77777 さんと冨山さんの待つインド、グルーガオン市を目指す。

安心のANAを利用するもデリー空港は雷雨のため到着が遅れる。
8時間30分のフライトの後、冨山さんの経営する日本料理屋さん愛味(あいみ)へ。
ボリューム満点で美味しすぎるカツカレーを頂きました。
明日からの釣行に喝を入れるための勝つカレー。
気合が入ります。

冨山さんの経営する日本料理屋さん愛味(あいみ)のカツカレー

 



インド デリー近郊での魚釣りへ

翌日は、@katoshun77777 とナマズ・雷魚釣りへ。
教えて頂いたポイントでルアーを投げる。
それにしても14億人もの人が生活するインドは、ウザイ…
釣りをしていると必ずギャラリーが後ろや横にやってくる。
危なくてルアーも投げにくいし、何より盗難が心配なので釣りがやりにくい。

インドのファーストヒットはアフリカンクララ…。

インドのファーストヒットはアフリカンクララ増水&濁りの中、何とか釣り上げたコブラスネークヘッド(雷魚の仲間)
写真は、@katoshun77777 さんの釣り上げた個体。
尾びれに見える蛇のコブラ模様がカッコいい。

インドらしいコブラスネークヘッド



 

インド・ネパール国境のフィッシングキャンプ地へ

デリー空港から国内線で1時間。のはずが、、、機内に1時間缶詰め(涙)
説明もないまま、ようやくインド北東部の街パントナガール空港へ到着。
ここからタクシーで6時間30分でキャンプ地へ。
途中、大きながけ崩れが発生していて1時間以上のタイムロス。
さすがインド。
噂以上の困難が現実となって容赦なく襲ってきました。

初日は移動だけで1日が終わる。
キャンプ地の立派なテントですが、スネーク&スコーピオンが入らないようにしっかり戸締りしてね。
と注意を受け、内心ビビります。

インド・ネパール国境のキャンプ地 

 

 

ゴールデンマシール釣りスタート

今日から丸3日間、ゴールデンマシール釣りができます。
期待に胸を膨らませて川辺に向かう。

ゴールデンマシールのポイントに架かる大きな橋

ガイドと番犬と供にポイントへ

BRECOL Tシャツ
タフなBRECOLTシャツは、こちらから

ポイント到着。
あれ???
綺麗な川?
清流?
透明で川底まで見える???

カフェオ~レを飛び越えた茶色リバーに目を疑う。
インド・ネパール国境にあるゴールデンマシールのポイント

いやいや
水が濁っていても魚はいる。
そう信じて
私はゴールデンマシールを求めてルアーを投げ続けた。

腹が減った頃
ランチを釣り場まで運んでもらえるのが嬉しい。

ゴールデンマシールのポイントでランチダル(豆)カレーとチャパティでお腹を満たして、午後もルアーを投げ続けた。

ゴールデンマシール ネパールに沈む夕日釣り人達は言い訳を考える。
水が濁りすぎ、モンスーン(台風)の影響だ、水量が多い。
等々、美しい夕日に慰められながら、何もないまま初日が終わりました。

 

 

ゴールデンマシール釣り 2日目へ

インド・ネパール国境のゴールデンマシール釣り

朝5時起床
今日も6時からガイドと川へ向かう。
昨日より水が綺麗で川の状態は良さそう。期待が持てる。

だが
しかし、、、

数時間ルアー投げるも魚からの反応が何一つない。
そこで川の合流点にあるヒンドゥー教寺院へ参拝したいと仲間に申し出た。
気分転換も必要だし、神に頼るしかないと感じていた。
裸足で参拝するヒンドゥー教寺院は、小規模ながら厳かな雰囲気。
僧侶に挨拶をしてお参りする。
「 ゴールデンマシールが釣れますように 」
頭の中は、これしか浮かばない。

インド・ネパール国境のヒンドゥー教寺院

神頼みが通じたのか 冨山さんの竿に反応があった。
あがってきたのは、間違いなくゴールデンマシールの鱗。
初めての魚からの反応にテンションが上がる。

ゴールデンマシールの鱗

しかし
鱗効果の集中力も長くは続かない。
連日、気温は30を超え、湿度も高い。
昼過ぎは毎日、川遊びしないと熱中症が怖かった。
ヒマラヤ山脈から流れてくる水はとても冷たく気持ちいい。

ゴールデンマシール釣りポイントで入水2日目も個人的に何も無いまま終わった。

キャンプ地では夕食が楽しみだ。
ダル(豆)カレーとチキンカレーに大根の葉とジャガイモの炒めものが美味い。
1日の疲れは食事とビールで回復させました。

ゴールデンマシール釣りキャンプ地での食事

さて
ここで質問です。
キャンプ地のシャワー
あなたなら、どちらを選びます?
① 右のライトの明るいシャワールーム
② 左のライトが暗めのシャワールーム

ゴールデンマシール釣りキャンプ地でのシャワー
私は、迷わず②左のシャワールームへ
なぜなら、①の明るいライトには虫がたくさん集まるからです。
まぁ、それでも蜘蛛やヤモリとかが、入ってくるので毎回、ドキドキです。

ゴールデンマシール釣りキャンプ地でのシャワー



 

ゴールデンマシール釣り 3日目へ

さぁ最終日。
泣いても笑っても残り1日、
出来ることはすべてやろうと皆で団結。
少しでも可能性のあるポイントへ向かう。

インド・ネパール国境のゴールデンマシール釣り

毎朝6時に通学して午後1時になると学校が終わって帰宅する子供たち。
釣り人が珍しいのか駆け寄って来てくれた。
言葉はまったく分からないけど、インドの辺境地で嬉しい出会いだ。
地元の方々との触れ合いは、海外釣行・海外旅行での楽しい場面ですね。

インド・ネパール国境のゴールデンマシール釣り インドの子供たち

諦めムードが漂う
そんな雰囲気の中
ついに冨山さんに待望のヒット
小さいながらも美しいゴールデンマシール
尾びれと胸びれが黄金に輝き
まさに神の魚の名にふさわしい。
折れかかった心に闘志が沸きます。
ヒットパターンを聞き、ルアーを借りて残りの時間、投げ続けた。

インド・ネパール国境で釣れたのゴールデンマシール

どうしてもルアーで釣りたかったが、なりふり構わず、チキンの内臓と日本から持ち込んだ鯉釣り用の練り餌コイミーでブッコミ釣り。
暗くなるまで頑張ってみましたがノーヒット。
1日12時間×3日間+α時間
やりきった男たちは、3人とも清々しい気分。
これだけ釣りして楽しんだから十分、満足。
思い残すことはない。

インド・ネパール国境で釣れたのゴールデンマシール

最終日の夜、酒で饒舌になったガイドリーダーが発した言葉が心に残った。
「 僕はFISH HOLIC なんだよ。」その場にいた皆が共感した。
君だけじゃなく、
俺たちもFishholicFishingholicだよ。


出発前にみんなで記念撮影。
ガイド・コック・食事を準備してくれた少年。
みんなありがとう!
今回、釣れなかったけど、また戻ってくるよ。
 

インド・ネパール国境のゴールデンマシール釣り仲間たち


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