コロナショックもすっかり明けた2023年9月、10年前より探して求めていた神の魚ゴールデンマシールを求めてインドへ向かいました。
ゴールデンマシールについて
インド・ネパールに生息するコイ科の魚。日本に生息するニゴイによく似ています。
体はシルバーな鱗をまとい、各ヒレが黄金色に輝く、現地では神の魚と称されています。
体長2メートル、体重50キロにもなるような怪物も存在します。
そこまで大きくなくて良いから、、、
1メートルくらいのゴールデンマシールを釣りたいと欲が出る。
インドへ出発~
同じBRECOL FIELDER仲間の @1038ma 冨山さんの記事を読んで、是非お供させていただきたいとお願いしました。
下記の記事と同じポイントへ向かう計画が現実となりました。
金色のニゴイ ゴールデンマシール(Tor Putitora)
日本からは心強い仲間 @katoshun77777 さんと冨山さんの待つインド、グルーガオン市を目指す。
安心のANAを利用するもデリー空港は雷雨のため到着が遅れる。
8時間30分のフライトの後、冨山さんの経営する日本料理屋さん愛味(あいみ)へ。
ボリューム満点で美味しすぎるカツカレーを頂きました。
明日からの釣行に喝を入れるための勝つカレー。
気合が入ります。
インド デリー近郊での魚釣りへ
翌日は、@katoshun77777 とナマズ・雷魚釣りへ。
教えて頂いたポイントでルアーを投げる。
それにしても14億人もの人が生活するインドは、ウザイ…
釣りをしていると必ずギャラリーが後ろや横にやってくる。
危なくてルアーも投げにくいし、何より盗難が心配なので釣りがやりにくい。
インドのファーストヒットはアフリカンクララ…。
増水&濁りの中、何とか釣り上げたコブラスネークヘッド(雷魚の仲間)
写真は、@katoshun77777 さんの釣り上げた個体。
尾びれに見える蛇のコブラ模様がカッコいい。
インド・ネパール国境のフィッシングキャンプ地へ
デリー空港から国内線で1時間。のはずが、、、機内に1時間缶詰め(涙)
説明もないまま、ようやくインド北東部の街パントナガール空港へ到着。
ここからタクシーで6時間30分でキャンプ地へ。
途中、大きながけ崩れが発生していて1時間以上のタイムロス。
さすがインド。
噂以上の困難が現実となって容赦なく襲ってきました。
初日は移動だけで1日が終わる。
キャンプ地の立派なテントですが、スネーク&スコーピオンが入らないようにしっかり戸締りしてね。
と注意を受け、内心ビビります。
ゴールデンマシール釣りスタート
今日から丸3日間、ゴールデンマシール釣りができます。
期待に胸を膨らませて川辺に向かう。
ガイドと番犬と供にポイントへ
タフなBRECOLTシャツは、こちらから
ポイント到着。
あれ???
綺麗な川?
清流?
透明で川底まで見える???
カフェオ~レを飛び越えた茶色リバーに目を疑う。
いやいや
水が濁っていても魚はいる。
そう信じて
私はゴールデンマシールを求めてルアーを投げ続けた。
腹が減った頃
ランチを釣り場まで運んでもらえるのが嬉しい。
ダル(豆)カレーとチャパティでお腹を満たして、午後もルアーを投げ続けた。
釣り人達は言い訳を考える。
水が濁りすぎ、モンスーン(台風)の影響だ、水量が多い。
等々、美しい夕日に慰められながら、何もないまま初日が終わりました。
ゴールデンマシール釣り 2日目へ
朝5時起床
今日も6時からガイドと川へ向かう。
昨日より水が綺麗で川の状態は良さそう。期待が持てる。
だが
しかし、、、
数時間ルアー投げるも魚からの反応が何一つない。
そこで川の合流点にあるヒンドゥー教寺院へ参拝したいと仲間に申し出た。
気分転換も必要だし、神に頼るしかないと感じていた。
裸足で参拝するヒンドゥー教寺院は、小規模ながら厳かな雰囲気。
僧侶に挨拶をしてお参りする。
「 ゴールデンマシールが釣れますように 」
頭の中は、これしか浮かばない。
神頼みが通じたのか 冨山さんの竿に反応があった。
あがってきたのは、間違いなくゴールデンマシールの鱗。
初めての魚からの反応にテンションが上がる。
しかし
鱗効果の集中力も長くは続かない。
連日、気温は30℃を超え、湿度も高い。
昼過ぎは毎日、川遊びしないと熱中症が怖かった。
ヒマラヤ山脈から流れてくる水はとても冷たく気持ちいい。
2日目も個人的に何も無いまま終わった。
キャンプ地では夕食が楽しみだ。
ダル(豆)カレーとチキンカレーに大根の葉とジャガイモの炒めものが美味い。
1日の疲れは食事とビールで回復させました。
さて
ここで質問です。
キャンプ地のシャワー
あなたなら、どちらを選びます?
① 右のライトの明るいシャワールーム
② 左のライトが暗めのシャワールーム
私は、迷わず②左のシャワールームへ
なぜなら、①の明るいライトには虫がたくさん集まるからです。
まぁ、それでも蜘蛛やヤモリとかが、入ってくるので毎回、ドキドキです。
ゴールデンマシール釣り 3日目へ
さぁ最終日。
泣いても笑っても残り1日、
出来ることはすべてやろうと皆で団結。
少しでも可能性のあるポイントへ向かう。
毎朝6時に通学して午後1時になると学校が終わって帰宅する子供たち。
釣り人が珍しいのか駆け寄って来てくれた。
言葉はまったく分からないけど、インドの辺境地で嬉しい出会いだ。
地元の方々との触れ合いは、海外釣行・海外旅行での楽しい場面ですね。
諦めムードが漂う
そんな雰囲気の中
ついに冨山さんに待望のヒット
小さいながらも美しいゴールデンマシール
尾びれと胸びれが黄金に輝き
まさに神の魚の名にふさわしい。
折れかかった心に闘志が沸きます。
ヒットパターンを聞き、ルアーを借りて残りの時間、投げ続けた。
どうしてもルアーで釣りたかったが、なりふり構わず、チキンの内臓と日本から持ち込んだ鯉釣り用の練り餌コイミーでブッコミ釣り。
暗くなるまで頑張ってみましたがノーヒット。
1日12時間×3日間+α時間
やりきった男たちは、3人とも清々しい気分。
これだけ釣りして楽しんだから十分、満足。
思い残すことはない。
最終日の夜、酒で饒舌になったガイドリーダーが発した言葉が心に残った。
「 僕はFISH HOLIC なんだよ。」その場にいた皆が共感した。
君だけじゃなく、
俺たちもFishholicでFishingholicだよ。
出発前にみんなで記念撮影。
ガイド・コック・食事を準備してくれた少年。
みんなありがとう!
今回、釣れなかったけど、また戻ってくるよ。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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