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アマミイシカワガエルに逢いに行こう。 カエルの世界へようこそVol 2 (奄美大島)

アマミイシカワガエルに逢いに行こう。 カエルの世界へようこそVol 2 (奄美大島)

年間3000㎜程の雨が降り、熱帯雨林が生茂る奄美大島。その雨は多くの生物にも恩恵を与え、素晴らしい生態系を作りあげている。カエルの世界へようこそVol.1でご紹介した、両生類の水への依存性の通り、日本のカエルの半数以上が、奄美大島以南の高温多湿の島々に生息しています。今回はその奄美大島に生息する、日本一美しいと言われるアマミイシカワガエルを中心にご紹介したいと思う。

朱鷺に時にはトキめいて(新潟県・佐渡島)

朱鷺に時にはトキめいて(新潟県・佐渡島)

新潟県の佐渡島。朱鷺の最後の生息地となった島である。1981年に日本の朱鷺は人工飼育の為、最後の5羽が捕獲され自然下から姿を消す。そして遂に、2003年に最後の日本原産の朱鷺が死亡したことにより、完全に絶滅することとなる。元々本州にも数多く生息していた朱鷺だが、美しい羽を目的とした乱獲、環境の変化などが主たる原因となり絶滅に至った。

ツシマヤマネコを探せ 『対馬の生き物たち』

ツシマヤマネコを探せ 『対馬の生き物たち』

対馬島は朝鮮半島との国境付近、玄界灘に浮かぶ606㎢の島。大陸に近く自然が多く残るこの島は独特の生物相を有し、数多くの大陸系統の固有種が生息している。我々のような生き物好きにとって『生きた化石』『希少種』『固有種』などのキーワードは心躍らせるものであり、対馬は生き物探し・採取を行うには非常に魅力的なフィールドとなる。美しい海と森が多く残る島。

生きた化石・アマミノクロウサギに逢いに行こう (奄美大島)

生きた化石・アマミノクロウサギに逢いに行こう (奄美大島)

約170万年前(諸説あり)までユーラシア大陸の一部であった奄美大島は、地殻変動により大海原へと切り離される。元々大陸に生息していた生き物達は、この島と共に黒潮の影響を受けた温暖な気候の中で生き続け、この島特有の生体系を作り上げる事となった。この島は固有種・絶滅危惧種の宝庫である。

珍魚あぶらぎっちょを追う。(新潟県佐渡島)

珍魚あぶらぎっちょを追う。(新潟県佐渡島)

スズキ目ハゼ科ミミズハゼ属 小型種で全長4 cmほど、大型種で全長10 cmほどである。体に鱗はなく、皮膚はヌルヌルした粘液で覆われる。ミミズハゼ種群、イドミミズハゼ種群、オオミミズハゼ種群、ヤリミミズハゼ種群、ナガミミズハゼ種群の5つに大きく分けることができる。小さなゴカイやヨコエビなどを捕食する。確認されているだけで日本には、15種が分布しているが、それらの種分化についてはまだ研究が進んでいる最中で、将来的には20種類を超えるとも云われる。