氷に穴を開けて釣る氷穴釣り?
それともボートからのんびり縦釣りでしょうか。
実は真冬の1月〜3月頃、琵琶湖では産卵のために接岸したワカサギをタモ網ですくうことができます!
しかも大量に。
用意するものは柄の長いタモ網2本!
闇雲に探すには広大すぎる琵琶湖。
もちろんワカサギの溜まるポイントがあります。
ざっくり琵琶湖の中でも北湖、歩きやすい浜を探してランガンしましょう。
ワカサギを探す3つのコツ
コツその1、風のない浜を探す!
風が強いと波が立ち、湖底と近い色のワカサギは全く見えなくなります…。
まずは風裏を探し、波が立って居ないポイントを回ります。
こんな風に波がザブザブだと、かなり見辛い…
コツその2、砂利混じりの砂地を探す!
そもそもこの時期にワカサギが接岸するのは産卵のためと言われています。
砂利だけでもダメ、砂地だけでもダメ、程よく混り合っている場所を探しましょう。
コツその3、流れ込みに集まる!
流れ込みは水の流れで程よく砂利と砂地が混じり合っています。
私の想像ですが、流れ込みはフレッシュな水と水温の変化があることから、ワカサギ爆湧きのパラダイスポイントとなっているのだと思います!
実際に探してみた
ワカサギすくいのベストシーズンは1月後半から2月後半にかけて。
日没から夜明け前まで出来ますが、日没後すぐに接岸するわけではないので、程よく集まってくる20時頃〜真夜中辺りまでがチャンスタイムです。
両手に長いタモ網を持ち、ウェーダーを履き、頭にはヘッドライトを装着して、いざ夜の琵琶湖へ。
かなり冷えるのでしっかり防寒しましょう。
風を避けたポイントで浜の波打ち際をじっくり見ながらランガンしていくと…いた!
ワカサギが見えますか?
正解はここ!
砂地と同化して見にくいですが、確かにワカサギが泳いでいます。
思ったよりも波打ち際ギリギリにいるので、ランガンするときは水には入らず、ライトの光も前方でなく真横に当てる感じで見ていきます。
ライトを後方から当てると逃げていってしまいます。
いざタモ入れ!
獲れた!琵琶湖のワカサギ、デカい‼︎
思っていたより簡単にワカサギゲット!
いままで見てきたワカサギに比べると平均して一回り以上デカい!
夏に釣れるハスもそうですが、琵琶湖の魚はとにかく巨大化します。
初夏に琵琶湖で釣ったハス
きっと広大な琵琶湖の豊富な栄養素ですくすく育っているのでしょう。
パラダイス発見!
幸先よく1匹で泳いでいたワカサギをゲットしました。
ですが案内してくれた友人曰く、居るところには4、5匹まとまっているとのこと…
それはワカサギパラダイスを探さなければ!
地元の方と出会い昨日は全然だったけど今日は良いよ〜など話しながらパラダイスを求めて更にランガンして行くと、少しずつワカサギの数が多くなってきました。
更に進むと小さな流れ込みを発見。
そこには水面一面に広がるワカサギ絨毯が!
獲り放題だ!
ひと掬いで一気に4、5匹のワカサギがタモ網に入る真のパラダイス!
すくってもすくっても絶えないワカサギの群れ、寒さを忘れて夢中でタモ網を振るいました。
大漁!
ほんの数時間で200匹以上のワカサギがすくえました。
ちなみにワカサギは国内外来種で、もともとは琵琶湖に生息していない魚です。
食料確保のため明治時代に放流されたことが元になっているようで、いまでは年間何十トンものワカサギが漁獲されています。
そんなワカサギ、もちろんもの凄く美味しいです!
すくったワカサギは同行してくれた友人と分け合って持ち帰り、今回は定番の天ぷらで頂きました。
産卵のために接岸していることもあり、メスにはプチプチとした卵がギッシリ詰まっています。
骨も柔らかく、虫エサで釣っている訳でもないので胃の内容物も気にせず丸ごと食べられます。
小分けにして冷凍し、冬の間のご馳走として食卓を賑やかにしてくれました。
手軽に美味しいワカサギがすくえる琵琶湖のワカサギすくい。
晴れた夜にはタモ網を持って北湖へ出掛けてみてはいかがでしょうか。
ビールと食べると最高!
☆YouTubeで動画も公開しています☆
ワカサギすくいの様子は個人的にやっているYouTubeチャンネル"ヂルクエ"でも公開しています。
実際どのように採集しているのか?楽しい雰囲気と合わせて見ていただけると嬉しいです!