はじめまして、この度ブレコのフィールダーとして参加させて頂く斉藤と申します。
地元北海道の自然に特化した記事を中心に書かせて頂きますので、よろしくお願いします。
今回は1回目ということですので、ざっくりと僕の1年間を通しての北海道の遊び
方を紹介させて頂きます。
北海道の冬
まずは冬です。
ご存知でしょうが、北海道の冬は過酷な環境です。
美しい季節ではありますが、川も氷に閉ざされて釣りも厳しい時期です。
(場所によっては海も凍ります。)
ただ、冬には冬の楽しみ方があります。
ここ数年の僕の年越しは、厳寒の中での車中泊になっています。
(特殊な訓練を受けていますので、絶対に真似しないでください。)
外気温は-20℃とかになりますので、我ながらバカみたいだなと思います。
ただ目覚めてすぐ見える光景がこちらになります。
タンチョウヅルの寝床です。
初日の出をバックに気嵐(けあらし-厳寒期に冷たい空気が川や海の水温で急激に温められて霧が発生する現象)の中で鳴き声あげるタンチョウの群れ。
元日に、この幻想的で縁起の良い光景に出会うための過酷な年越しです。
【タンチョウ】
他にも、冬には森の賢者に会いに行ったり。
【エゾフクロウ】
鷲の王様に会いに行ったり。
【大鷲】
可愛らしさに会いに行ったり。
【モモンガ】
天使に会いに行ったり。
【クリオネ】
妖精に会いに行ったり。
【シマエナガ】
氷に穴を空けて風物詩の釣りをしたり。
【ワカサギ】
全力で寒さを楽しんだりしています。
北海道の春
そして長い冬が終わり春になると雪が解け始め、川は増水し暴れまわります。
ただそんな増水を利用して、小さな沢へ産卵遡上をする巨大魚が居ます。
湿原の王様、イトウです。
【イトウ産卵】
ブレコのテーマでもある、見事な婚姻色を見せてくれます。
雪解け水が収まると海や川での釣りが楽しくなります。
美味しい海の恵みに感謝したり。
【サクラマス】
【ホッケ】
美しい魚達との出会いを求めて川に出かけたり。
【アメマス】
【イトウ】
そのついでに、元気の素を山から分けてもらったりします。
【アイヌネギ】
これはアイヌネギ(行者ニンニク)と言って多くの北海道民の大好物です。
北海道の夏
そして短い夏がやってきます。
北海道といえど夏は暑いので、釣りの対象魚も活性が低くなります。
草木も茂り、野鳥や野生動物を探すのも大変な時期です。
そんな時は、水路や小河川に出掛けタモ網を片手にガサガサと水生生物を探す
と、釣りでは出会えない色々な生き物に出会えます。
【トミヨ】
【イトヨ】
【ゲンゴロウ】
また涼を求め川の上流部を目指すと、宝石のような美しい魚にも出会えます。
【エゾイワナ】
【オショロコマ】
貴重な在来種にも出会えます。
【二ホンザリガニ】
海では夏ならではの美味しい魚もやってきます。
【カラフトマス】
思い切って船に乗って怪獣みたいな魚を探すのも楽しいです。
【オオカミウオ】
北海道の秋
夏が終わり秋が訪れると、北海道を代表するサケ科達の恋の季節です。
美しい姿形に変身して命を次世代へと繋ぎます。
【シロザケ】
【カラフトマス】
【サクラマス】
【ヒメマス】
川には旅を終えた彼らの亡骸が散乱します。
彼らの亡骸は、様々な生き物や森の栄養になります。
そしてその栄養は循環し海にも恵みをもたらします。
山や森では生き物たちが冬眠に備えたり、秋の恵みに夢中になったりと食欲の秋です。
【エゾリス】
【ナキウサギ】
【ミヤマカケス】
海や川でもまた釣りが楽しくなる時期です。
【ソイ】
【イトウ】
そしてまた、長く厳しい冬がやってきます。
今回は紹介しきれませんでしたが、他にも魅力的な生き物たちが生息しています。
【ラッコ】
【ニホントカゲ】
【イソヒヨドリ】
【オジロワシ】
【キタキツネ】
【ドンコ】
このような1年を通して、世界に誇る北海道の自然の魅力を発信して行きたいと思ってます。
今後ともよろしくお願いします。