ゴギを釣る・『渡る瀬間はゴギばかり』(島根県)

ゴギを釣る・『渡る瀬間はゴギばかり』(島根県)

魚類だけに留まらず、両性爬虫類・鳥類・哺乳類・昆虫まで追い求めるマルチなFielder。好きな食べ物はお米。血液型B型のおうし座。

山陰の源流域でゴギを釣る。イワナの仲間。山陰の源流域でゴギを釣る。イワナの仲間。山陰の源流域でゴギを釣る。イワナの仲間。初めてイワナの仲間であるゴギを手にしたのは2018年4月。錆色の魚体に美しく入る白と山吹色の斑紋。そして腹鰭・尻鰭入る白線。まさにその姿は山陰の宝石であった。再びその美しい姿を拝もうと足繁く山陰に通い続ける事はや5年。今年も解禁日から遅れる事3か月で再び山陰奥地の渓流に足を運ぶこととなる。

 


ゴギとは

山陰の源流域でゴギを釣る。イワナの仲間。山陰の源流域でゴギを釣る。イワナの仲間。中国地方深山に生息するイワナの一種で島根・鳥取・岡山・広島・山口県の一部の源流域のみに生息し『幻の魚』とまで称される渓流魚である。
他のイワナとの大きな外観相違は体表に観られる白点が頭部まで広がることでゴギと区別される。
ただし、イワナの分類に関しては非常に難しい。実際、ゴギを数回に渡り島根県のいくつもの川筋を釣り、多くの個体に逢うことができたが、川が違えばやはりsゴギの外観も変わってくるのが実際であった。元々環境相違による変異が大きいとされるイワナの仲間だが、ゴギはその中でもその変異が大きいとされるのも納得できる。

また、元々寒冷地を好んで住むイワナの仲間。その中でゴギの生息地は広島県も含めると日本だけではなく世界的にみても南限に位置する。

 

 

山陰の源流域でゴギを釣る。イワナの仲間。

山陰の源流域でゴギを釣る。イワナの仲間。山陰の源流域でゴギを釣る。イワナの仲間。あまり大きな個体は見掛けない。20㎝程度がアベレージサイズではなかろうか?

 

山陰の源流域でゴギを釣る。イワナの仲間。山陰の源流域でゴギを釣る。イワナの仲間。渓流域から源流を目指すとカワムツ・ヤマメ・タカハヤ更にその先の最上流域にゴギが生息しているイメージだ。特に夏場の水温が上がる時期には高水温を嫌うゴギが最上流部に集まる傾向が強まる。
また、産卵期は10月~11月中旬とされるが産卵を行うゴギ達の姿も圧巻と聞く。紅葉が美しい樹木に囲まれた渓流で雌が産卵床を掘った後、雄たちが雌を奪い合う。是非機会があればその様子も邪魔をしないように覗いて観たいもの。

尚、BRECOLではFielder山根央之氏が連載している『イワナの世界にようこそ』でゴギも含めたイワナについて詳しく書かれているので是非そちらもご覧いただきたい。

 

 

2023年ゴギ釣行

山陰の源流域でゴギを釣る。イワナの仲間。さて、山陰の源流域を目指す。今年もまた別の沢筋を釣りあがって行く事としよう。幸先よく入渓したポイントから釣れ始める。どうやら先行者はいないようだ。次々とフレッシュなゴギがルアーを追ってくる。

 

山陰の源流域でゴギを釣る。イワナの仲間。山から流れ出る透き通った清流。岩の影から飛び出したゴギはルアーを咥え身体をくねらせながらBRECOL ランディングネットSに収まっていく。

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瀬を歩きながら大場所である淵では必ずゴギを数匹キャッチすると言う高活性で、まさに『渡る瀬間はゴギばかり』の状態が続いた。 

山陰の源流域でゴギを釣る。イワナの仲間。山陰の源流域でゴギを釣る。イワナの仲間。山陰の源流域でゴギを釣る。イワナの仲間。頭部に虫食い状態の白い斑紋が確認できる。紛れもないゴギだ。写真のゴギ達はやはり20㎝前後と小振りな個体達であったが、中には腹部までも山吹色に染めた美しい個体も見受けられた。

 

 

山陰の源流域でゴギを釣る。イワナの仲間。山陰の源流域でゴギを釣る。イワナの仲間。更に上流を目指すと流れを覆う樹木の奥に堰堤が見えてきた。本日一番の大場所となる。期待通りでこの堰堤下のプールで20匹以上のゴギを釣り上げる事となる。

 

 

山陰の源流域でゴギを釣る。イワナの仲間。

最後に、もう一度言っておこう。美しい山陰の源流域。『わたる瀬間はゴギばかり』

 

Fielder山根央之氏が連載している『イワナの世界にようこそ』とイワナに関する記事はこちらから

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