アカメを釣る。ー 高知県・浦戸湾・四万十川で日本三大怪魚を釣る。

アカメを釣る。ー 高知県・浦戸湾・四万十川で日本三大怪魚を釣る。

初めまして、BRECOLフィールダーとして参加させていただく稲田りゅうと申します。 釣りの楽しさ、自然の優しさをお伝えするため一歩一歩がんばっていきます。 東京生まれ東京育ちで、小さい頃から近所の川や池で小魚やザリガニを採って遊んでいました。 中学生になり釣りを覚えて、鯉・タナゴ・ブラックバス・シーバス釣りに夢中になりました。 国内を釣り歩き、30歳を過ぎてから旅の対象が海外に。 現在は、電車を駆使して楽しい魚釣りを探求中。 釣り場で見かけた際には、ぜひ声をかけてください。 よろしくお願いいたします。

四万十川でアカメ釣り

日本三大怪魚と呼ばれる魚をご存知でしょうか。
北海道に生息するイトウ・琵琶湖のビワコオオナマズ・高知のアカメ。
どの魚も釣り人をワクワクさせますね。
この中でも一番釣りたかった魚、アカメを最初のターゲット定めました。
アカメといったら高知県の浦戸湾が魚の生息数も多く、釣りやすそうなポイントも多いです。
Google mapで浦戸湾を隅から隅までチェックしました。

そしてついに、
2017年7月にアカメに初チャレンジ!!
最初の挑戦から、もう6年も経ってしまいましたが、未だに当時の興奮と感動は、忘れることができません。
当初、高知の浦戸湾で釣りする予定でしたが、急に四万十川で釣りしたくなって予定変更~。
東京から飛行機とレンタカーを利用して四万十川まで直行しました。

アカメオブジェ四万十川の橋の欄干にある有名なアカメのオブジェでテンションが上がります。

四万十川は広くどこで釣りして良いか分からなかったので河口付近の良さそうな港に入って堤防からルアーで狙ってみました。
潮は下げの時間に入っていたので水面にベイトになる小魚も見え始めていました。
隣で釣っていた友人にバイト!
魚の反応がありましたが、残念ながらヒットにならず。
二人で同じポイントを重点的に攻めていると何かがヒットした。
そこそこのサイズで竿がしなる
魚が見えた瞬間に「アカメ!!!」と大声が出た。
アカメと分かってからは緊張しました。慎重にタモ入れして無事にキャッチ。

 

四万十川で釣れたアカメ初めてのアカメ

四万十川で釣れたアカメ53センチ

アカメとしては小型ですが最高の一匹になりました。
体高があり背鰭と尾鰭が大きくシルバーに輝く魚体が美しい。
ヒットルアーはRAPALAのエアーオグル85SLM
水面下1メートルでのただ巻きです。
シーバスに比べて口が大きいですね。
このサイズの魚でもかなり大きなベイトを捕食すると思われます。
カメラのフラッシュをたくと目が赤く光って綺麗です。

その後も朝まで竿を振るも、アカメからの反応はありませんでした。
また、いつかさらなる大物を目指すことを決意し、高知を後にしました。

 

 

再度、アカメにチャレンジする。

そして
2022年7月

高知駅前にある土佐三志士の像あれから数年が経ち、今回こそメーターオーバーのアカメを釣るため3人の志士が高知に立った。

高知観光地のひとつ桂浜アカメを展示してある桂浜水族館に立ち寄り、坂本龍馬先生に旅の安全と爆釣をお願いする。

 

今回、入念に下調べをした結果。
浦戸湾と四万十川を捨て高知県須崎市浦ノ内にある筏釣りに挑戦する事にしました。
クロダイなどを釣りする筏にアカメが現れるとのこと。
しかも130cmクラスのデカイ個体ばかりが!
いくつかある筏渡船の中でアカメの釣果情報が多く見られた渡船屋さんに予約しました。
景色の良い静かな内海を走ること10分。

 


須崎市浦ノ内湾にある筏筏に到着

 


筏でのダンゴ釣りにチャレンジ

筏には、トイレや休憩室もあり、お湯を沸かす用のコンロや水も準備されていました。
初めて訪れる場所なので万全の体制で食料・水・氷・カップラーメン等々をクーラーボックスに詰めていきました。真夏の釣りなので熱中症だけは注意したいです。
筏には、部分的に屋根もあるので暑い時期に釣りするのには安心です。

さてアカメを釣るには生きた魚が必要です。
このエサの確保が一番の課題。エサがなければアカメ釣りが始まりません。
アカメの生き餌は、ダンゴ釣りで確保します。

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竿は、専用の筏竿が便利です。私はAmazon3,000円で購入した竿を使用しました。
結果、安い竿でも専用の筏竿はアタリが明確で、大型のボラでも余裕で釣りあげられました。
ベイトリールにPE0.8号にリーダー8ポンドを1メートル、針はチヌ針の2~4号を使用します。

ダンゴ釣りで使用する釣り針。針にオキアミを付けて、マルキューのパワーダンゴチヌをオキアミを隠すように握って丸くダンゴにして底まで落とします。
ダンゴはパサパサに仕上げ、両手で握ってまとまる硬さにします。水を多く入れて練ってしまうと海底に届く前に溶けてしまいます。
上手く調整して強いダンゴを作ってください。
そしてダンゴ釣りはアタリの取り方が難しいです。いきなり竿を持っていくようなアタリは大体がサバやアジです。普通、ツンツンやモゾモゾしている感じです違和感を感じたら、大きく合わせてください。
特にボラのあたりは小さく、50センチあるようなボラでも繊細なアタリです。

 



筏でのアカメの釣り方

アカメ釣りの生き餌として
①ボラ
②キビレ
③メジナ
が丈夫で良いと思います。

ただ、アカメはボラが大好きなのでできるだけ大きなボラを確保しましょう。
メインはアカメ釣りなので先にアカメ用タックルを用意しておきます。
生き餌が釣れたら、直ぐにアカメ釣りを開始します。

アカメ釣りの餌、ボラに針を付ける。私のボラ餌の針の通し方を紹介します。
できるだけ長く元気に泳いでもらいたいのでボラの鼻?にタコ糸を通して針を付けます。
太い裁縫用の針で鼻からタコ糸を通してタコ糸にフックを固く結びます。

 

アカメ釣りの餌、ボラに針を付ける。アカメはボラを頭から捕食しますのでフックはボラの頭側に付けると良いと思います。
フックはOWNERのスーパークエ25号。
リーダーはVARIVASフロロカーボン130ポンドを漁師結びでがっちり結束。
ロッドはSHIMANOコルトスナイパーS1000XHにリールはDAIWABG5000HPE10号
これならメーター越えのアカメでも大丈夫だろう、、、
アカメ仕掛けを投入して鈴を付けたら、後は待つだけ。

アカメはダンゴ釣りで釣れてくる魚にも反応します。弱っている魚の波動が重要だと思います。
なので生き餌のボラを動かして誘いました。底まで仕掛けを落として水面近くまで上げたりしていると仕掛けが途中で止まりました。
あれ?
と思った瞬間に強烈な突込みで竿が水面に引き込まれました。
ラインを出すとアカメの暴走は止められませんので、ドラグをきつく締めて踏ん張りました。
ほんの3分程度のファイトでしたが、残念ながらラインが切れてしまいました。
どうやら、牡蠣殻がたくさん付いている筏を固定しているロープで切れてしまいました。
残念。
筏の上で天を仰ぎました。

 


アカメを岸から狙う

筏釣りは16時までなので餌のボラをクーラーに入れて別のポイントに移動しました。
夕まずめ、移動してボラを投入した一投目。
友人の竿に強烈なアタリ。
釣り上げられたのは97センチの巨大アカメ。

 

ボラの泳がせで釣れたアカメ神々しいまでのアカメの魚体に見惚れてしまいます。
ゆっくり眺めていたいのですが、写真を撮って素早くリリース。
巨大なアカメほどファイトに力を使いますのでキャッチから数分以内のリリースを心掛けます。

 



ルアーでアカメを狙う

夜はルアーでアカメを狙いました。
友人のヒットから2時間後の午後8時。
私の竿にも強烈なアタリが!
絶対にアカメの引きです。

なんともパニックってる動画ですが、アカメの豪快なジャンプが撮影できました。
 日本三大怪魚 アカメの大ジャンプ

 

最後は水に飛び込んでのキャッチ。

ルアーで釣れたアカメ念願のジャスト1メーターアカメ。
胴回りの太さと背びれの大きさ。

体高のあるアカメ鱗も大きく、ライトに照らされ美しく光り輝いていました。

 

体高のあるアカメヒットルアーは5年前と同じ、RAPALAのエアーオグル85SLM コノシロカラー
フックは頑丈なOWNER CultivaST66に交換してあります。
PE3号にリーダーナイロン80ポンド
リーダーはザラザラになっていましたが、切れる心配はありませんでした。

 アカメの大きな口と黄金に輝く鱗私はアカメを押さえるのに必死です。
写真はすべて友人が撮影してくれました。
こんな大きな魚が生息している高知は、やっぱり凄いですね。
両手で掴むアカメに力が戻ってきたので、名残り惜しいですがリリース。

 

ライトに照らされた眼ライトに怪しく光る眼が印象的でした。

 
その後、2日間粘りましたが、釣れたアカメはこの1匹のみ。
またいつかアカメに会いに来よう。
怪魚アカメを育む自然がいつまでも続きますように。

高知の海に沈む美しい夕日 最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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